人気のドッグフードである「モグワン」と「サイエンスダイエット」を7つの項目で比較してみました。比較対象のサイエンスダイエットは「小型犬用アダルト」としました。
このページでは「サイエンスダイエット」=「小型犬用アダルト」と考えてください。
「1.対応年齢・犬種」「2.生産工場・販売会社」「3.原材料」「4.成分値」「5.粒の形状」「6.価格」「7.口コミ」を徹底比較しています。良いところ悪いところ包み隠さずお伝えしていきます。
これからどちらを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
モグワンとサイエンスダイエットを7つの項目で比較しました!
モグワン | サイエンスダイエット 小型犬用アダルト | |
1.対応年齢・犬種で比較 | 2ヶ月以上 全犬種 |
1~6歳 全犬種 |
2.生産工場・販売会社で比較 | イギリス・日本 | チェコ・日本 |
3.原材料で比較 | チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%)、その他 | トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ、小麦、米、その他 |
4.成分値で比較 | タンパク質:27%以上 脂質:10%以上 |
タンパク質:21%以上 脂質:13%以上 |
5.粒の形状で比較 | 10ミリ ドーナツ状 |
8ミリ タブレット状 |
6.価格で比較 | [定期] 4,534円/1.8kg | 1,500円/1.5kg 2,400円/3kg 参考価格 |
7.口コミで比較 | 例)涙やけが改善した | 例)食い付きがよかった |
上記の7つの項目で、「モグワン」と「サイエンスダイエット」を比較してみました。知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。
「モグワン」と「サイエンスダイエット」を対応年齢・犬種で比較!
モグワン | サイエンスダイエット 小型犬用アダルト | |
対応年齢 | 2ヶ月以上 | 1~6歳 |
対応犬種 | 全犬種 | 全犬種 |
「モグワン」の対応年齢は2ヶ月以上、「サイエンスダイエット 小型犬用アダルト」は1~6歳ですので、パピーには不向きといえます。
「モグワン」と「サイエンスダイエット」を生産工場・販売会社で比較!
モグワン | サイエンスダイエット | |
生産工場 | イギリス | チェコ |
販売会社 | 株式会社レティシアン | 日本ヒルズ・コルゲート株式会社 |
解説を見る
「モグワン」は欧州ペットフード工業会連合の厳しい基準を満たしたイギリスの工場で生産されています。輸入・販売は株式会社レティシアン(日本)が行なっています。
ちなみに、株式会社レティシアンは「モグワン」「カナガン」「アランズナチュラルドッグフード・ラム」など多くのドッグフードを販売し続けている信頼できる会社です。
「サイエンスダイエット」の生産国はチェコ、販売は日本ヒルズ・コルゲート株式会社が行っています。
日本ヒルズ・コルゲート株式会社は公式の販売店で、5拠点(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡)で活動している会社です。
「モグワン」と「サイエンスダイエット」を原材料で比較!
原材料のうち、まず主原料の比較、次に副原料の比較を解説します。
主原料で比較
モグワン | サイエンスダイエット 小型犬用アダルト | |
主原料 | チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%) | トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ、小麦、米、動物性油脂、トリ肉エキス |
主原料の違いは、「モグワン」にはサーモン、「サイエンスダイエット」にはターキー、トウモロコシ、小麦、米が入っている点にあります。
「モグワン」「サイエンスダイエット」ともに、チキン(鶏肉)以外の材料も使うことで、栄養バランスの優れた主原料となっています。
詳しい解説を見る
「モグワン」
サーモンが入っていることで、「キレイな毛並み」「元気で健康な体」をサポートしています。
サーモンの特徴 | 期待できること |
オメガ3脂肪酸が豊富 | 皮膚と被毛の健康をサポート |
ビタミンDとB群、ミネラルが豊富 | 免疫系の健康と甲状腺の機能向上 |
「サイエンスダイエット」
ターキーが入っていることで、期待できることは
ターキーの特徴 | 期待できること |
高タンパク質 | 筋肉の成長と修復 |
低脂肪 | 肥満防止 |
ビタミン・ミネラル豊富 | 皮膚と被毛の健康 |
トウモロコシ、小麦、米は炭水化物源で、エネルギー供給に役立ちます。
ただし、一部の犬は穀物に対するアレルギーや感受性を持つ場合があります。
副原料で比較
モグワン | サイエンスダイエット 小型犬用アダルト | |
穀物・豆類 | エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆 | トウモロコシ、小麦、米 |
油脂類 | サーモンオイル、ココナッツオイル | 動物性油脂、植物性油脂、亜麻仁 |
野菜果物 | サツマイモ、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、トマト、アスパラガス、パパイヤ | トマト、柑橘類、ホウレンソウ |
ミネラル | 亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素 | ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素 |
ビタミン | A、D3、E | A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、B3(ナイアシン)、B5(パントテン酸)、B9(葉酸)、B7(ビオチン) |
サプリメント類 | グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌 | タウリン |
その他 | ビール酵母、アルファルファ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、ショウガ | 乳酸、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物) |
穀物・豆類
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「モグワン」は穀物を使用せず、代わりにエンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆といった豆類を使用しています。これらの原材料は炭水化物を提供し、犬に必要なエネルギーを供給します。
また、豆類はタンパク質や食物繊維、ビタミン、ミネラルを含んでおり、犬の健康維持に役立ちます。「モグワン」の穀物フリーな配合は、穀物アレルギーの犬に適しています。
一方の「サイエンスダイエット」では、トウモロコシ、小麦、米が主な穀物として使用されています。これらは犬のエネルギー源となる炭水化物を提供します。
しかしながら、これらの穀物は一部の犬にとってアレルギー反応を引き起こす可能性があります。特に、小麦はアレルギーを持つ犬にとっては避けるべき食材とされています。
また、これらの穀物は消化が難しく、穀物フリーのフードを必要とする犬には適していない可能性があります。
油脂類
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「モグワン」は、サーモンオイルとココナッツオイルを使用しています。
サーモンオイルはオメガ-3脂肪酸が豊富で、抗炎症作用や皮膚・被毛の健康をサポートします。
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が多く含まれ、エネルギー源として効率的に利用されるとともに、抗菌・抗ウイルス作用があります。
「サイエンスダイエット」は、動物性油脂、植物性油脂、亜麻仁が使用されています。具体的な動物や植物が明記されていないため、その品質は一概には言えません。
動物性油脂は通常、飽和脂肪酸を多く含む一方で、植物性油脂は不飽和脂肪酸を多く含む傾向があります。
亜麻仁はオメガ-3脂肪酸のα-リノレン酸が豊富で、心臓や脳の健康に良い影響を与えるとされています。
野菜果物
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「モグワン」と「サイエンスダイエット」ともに様々な野菜果物を使用しています。
ビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質などの栄養素が豊富で、犬の健康に良い影響を与えます。
これらの食材は、消化を助け、免疫力を強化し、体内の酸化を防ぐ効果があります。
ミネラル
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「モグワン」「サイエンスダイエット」ともに、必要なミネラルをバランス良く配合されています。これらのミネラルは
- 免疫機能の維持
- 酵素の活性化
- 骨と歯の健康
など、犬の体内で様々な役割を果たします。例えば
- 亜鉛:皮膚と被毛の健康
- 鉄:酸素輸送
- マンガン:骨の形成と代謝
- ヨウ素:甲状腺機能の調節
などです。
ビタミン
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「モグワン」「サイエンスダイエット」ともに、ビタミンがバランス良く入っています。
モグワンでは、ビタミンA、D3、Eが含まれています。
・ビタミンA
視力や皮膚の健康を維持
・ビタミンD3
骨の健康をサポート
・ビタミンE
抗酸化作用を持ち、細胞を酸化ストレスから守る
サイエンスダイエットでは、ビタミンA、D3、Eの他に、B1、B2、B3、B5、B6、B9、B12、Cが含まれています。一部について解説します。
・ビタミンB1
犬の神経系の健康を維持し、エネルギーの代謝に必要なビタミンです。不足すると、食欲不振、体重減少、神経障害などの症状が見られます。
・ビタミンB5
エネルギーを生成するために必要なビタミンです。不足すると、食欲不振、成長の遅れ、皮膚の問題などが発生する可能性があります。
・ビタミンB6
神経系や免疫系を維持するために必要なビタミンです。不足すると、貧血、免疫系の弱体化、神経障害などが発生する可能性があります。
サプリメント類
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「モグワン」には、グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチンが含まれています。これらは関節の健康をサポートし、犬の運動能力や関節の柔軟性を維持するのに役立ちます。
また、乳酸菌が含まれており、消化器系の健康をサポートし、腸内フローラのバランスを整える役割があります。
「サイエンスダイエット」には、タウリンが含まれています。
・タウリン
タウリンは肉や魚に多く含まれ、肉食性の動物にとっては重要な栄養素です。また、タウリンはストレスや疲労を軽減し、免疫システムの機能を強化するとも言われています。
その他
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モグワンにはビール酵母、アルファルファ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、ショウガが含まれています。
ビール酵母はビタミンB郡やミネラルが豊富で、皮膚と被毛の健康を維持したり、免疫力を高める働きがあります。
その他の成分は、抗炎症、抗菌、抗酸化作用があり、犬の消化器系の健康や、皮膚トラブルの予防に役立ちます。
また、リラックス効果があり、ストレスや不安を緩和する効果も期待できます。
「サイエンスダイエット」には乳酸、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)が含まれています。
乳酸は食品添加物としてもよく使われ、pHを調整したり、食品の保存性を高めるために使用されます。
酸化防止剤は食品が酸化し、色、風味、栄養価が変わるのを防ぐために使用されます。
「モグワン」と「サイエンスダイエット」を成分値で比較!
モグワン | サイエンスダイエット 小型犬用アダルト | |
タンパク質 | 27%以上 | 21%以上 |
脂質 | 10%以上 | 13%以上 |
粗繊維 | 4.75%以下 | 3%以下 |
粗灰分 | 9.5%以下 | 6.5%以下 |
水分 | 9%以下 | 10%以下 |
リン | 1% | – |
カルシウム | 1.4% | 0.89% |
オメガ3脂肪酸 | 1% | 0.58% |
オメガ6脂肪酸 | 1.8% | 3.8% |
代謝エネルギー (100gあたり) |
361.5kcal | 373kcal |
タンパク質
「モグワン(27%以上)」は「サイエンスダイエット(21%以上)」に比べてタンパク質含有量が高いです。タンパク質は、犬の筋肉や骨の構築、免疫システムの維持に必要な栄養素です。
活発に運動するワンちゃんには、効率よく栄養を摂れる「モグワン」の方が適しているでしょう。
脂質
「モグワン(10%以上)」より「サイエンスダイエット(13%以上)」の方が脂質含有量が高いです。脂質は、犬のエネルギー源であり、皮膚や被毛の健康維持、神経組織の機能や、脂溶性ビタミンの吸収に役立ちます。
ただし、過剰に摂取すると肥満のリスクが上がります。
粗繊維
「モグワン(4.75%以下)」は「サイエンスダイエット(3%以下)」より粗繊維含有量が高いです。粗繊維は主に犬の腸内環境を整える役割を果たします。
適度な繊維質は腸内の善玉菌の増殖を助け、便通を良くし、体重管理にも役立つとされています。
便秘気味のワンちゃんには「モグワン」の方が適しているでしょう。
灰分
灰分とはミネラル(無機質)成分のことを指します。主に亜鉛、鉄、カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれます。
灰分量で良し悪しは判断しにくいですが、「サイエンスダイエット(6.5%以下)」は他のドッグフードと比較すると少なめです。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、炎症反応の抑制、関節の健康、心臓や脳の機能をサポートする働きがあります。
「モグワン(1%)」は「サイエンスダイエット(0.58%)」よりもオメガ3脂肪酸が多いです。関節や心臓の健康が気になる犬 は「モグワン」が合うかもしれません。
オメガ6脂肪酸
オメガ6脂肪酸は、細胞膜の構成や免疫システムの正常な機能をサポートし、皮膚や被毛の健康維持に役立ちます。
「サイエンスダイエット(3.8%)」は「モグワン(1.8%)」よりもオメガ6脂肪酸が多いです。皮膚や被毛の健康が気になる犬 は「サイエンスダイエット」が合うかもしれません。
成分値で比較まとめ
「モグワン」と「サイエンスダイエット」の成分をトータルで考慮した時、以下のような犬にそれぞれのフードをオススメします。
「モグワン」をオススメする犬
「モグワン」は 食欲がない犬にオススメ です。理由は
②豊富な野菜果物が、腸の健康を促進する可能性がある
③乳酸菌が腸内環境を整え、食欲不振を改善する可能性がある
「モグワン」をオススメするケースは他にもあります。
理由 | |
涙やけを改善したい犬 | オメガ3とオメガ6脂肪酸を含んでいて、炎症を抑制し、皮膚や被毛の健康を保つ効果があるから。 |
キレイな毛並みを維持したい犬 | オメガ3とオメガ6脂肪酸を含んでいて、皮膚と被毛の健康維持に重要だから。 |
関節の健康を維持したい犬 | グルコサミンとコンドロイチンが含まれていて、関節の健康を維持するのに役立つから。 |
子犬、成犬 | 良質なタンパク質が豊富だから。筋肉の成長と修復、皮膚と被毛の健康をサポートします。 |
老犬、おとなしい犬 | 脂質の低いフードだから。消化不良になりにくいフードです。 |
体重管理が必要な犬 | 脂質が低く、果物野菜がたっぷり入っていて、肥満になりにくいから。 |
便秘気味の犬 | 食物繊維が豊富な成分が多く、便秘の改善に役立つから。 |
下痢気味の犬 | 食物繊維が豊富な成分が多く、腸の働きを整え、便の固形化に役立つから。 |
穀物アレルギーの犬 | 穀物が入っていないから。 |
「サイエンスダイエット」をオススメする犬
理由 | |
キレイな毛並みを維持したい犬 | オメガ3とオメガ6脂肪酸を含んでいて、皮膚と被毛の健康維持に重要だから。 |
穀物が入っていても大丈夫な犬 | サイエンスダイエットには、穀物が入っているから。 |
「モグワン」と「サイエンスダイエット」を粒の形状で比較!
モグワン | サイエンスダイエット | |
粒の形状 | 10ミリ ドーナツ状 |
8ミリ タブレット状 |
モグワンはサイエンスダイエットより少し大きいです。どちらも一般的な小型犬には適切なサイズです。
「モグワン」と「サイエンスダイエット」を価格で比較!
「モグワン」と「サイエンスダイエット」を購入した場合の価格比較を試算しました。
モグワン | サイエンスダイエット 小型犬用アダルト | |
価格 | 4,534円/1.8kg 定期購入※ |
1,500円/1.5kg 2,400円/3kg 参考価格 |
送料 | 704円 | 記載なし |
合計 | 4,941円/1.8kg | 1,500円/1.5kg 2,400円/3kg |
100gの価格 | 275円/100g | 100円/100g 80円/100g |
価格は全て税込
「モグワン」は「サイエンスダイエット」より2.8~3.5倍くらい高いです。
「モグワン」と「サイエンスダイエット」を口コミで比較!
「モグワン」の口コミ
我が家はモグワン継続中です💓
モカを我が家にお迎えした頃から
涙やけが気になっていたのですが、
モグワンに変えてから真っ白になりました✨食いつきも超良好で嬉しいです😊💮
インスタより
その他にも「涙やけが改善されたみたい」という口コミもありました。
「サイエンスダイエット」の口コミ
初めて食べた時、食い付きがよかった。
同じサイエンスダイエットの別のシリーズをあげるとうんちがパサパサになってしまいましたが、これなら大丈夫!
食いつきもいいし、小粒で食べやすいし、便もいいのでこのまま愛用します。出典:Amazon
その他にも「普通によく食べます」という口コミもありました。
「モグワン」はこんな犬や飼い主にオススメ
- キレイな毛並みを維持したい犬
- 関節の健康を維持したい犬
- 体重管理が必要な犬
- 便秘気味の犬
- 穀物アレルギーの犬
オススメの理由は 記事の上部(成分比較まとめ) をご覧ください。
\累計販売数 350万個 突破/
モグワン 申込みページはこちら
「サイエンスダイエット」はこんな犬や飼い主にオススメ
- キレイな毛並みを維持したい犬
- 穀物が入っていても大丈夫な犬
- コスパ重視の人
オススメの理由は 記事の上部(成分比較まとめ) をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は人気のドッグフードである「モグワン」と「サイエンスダイエット」の違いを7つの項目でご紹介してきました。
「モグワン」と「サイエンスダイエット」は良い口コミが多いので、比較して検討する方も多いです。
- どちらか迷ったら「モグワン」
- コスパ重視なら「サイエンスダイエット」
というイメージで考えてみてください。