マッシュル漫画の9巻のネタバレ・あらすじ・感想を紹介します。9巻の前半は「アニメ マッシュル2期」の24話(最終話)に相当します。
この記事では、最初に「9巻(73話~82話)のネタバレ・あらすじ・感想」、つづいて「アニメ マッシュルの24話(最終話)」をお伝えします。
記事の最後には「損せずマッシュルを見る方法」を紹介しています。
漫画マッシュル9巻 ネタバレ・あらすじ・感想
第73話 マッシュ・バーンデッドと楽しい夏
主人公マッシュとその仲間たちが、夏の日差しを楽しみながら海で過ごす様子が描かれています。
この話の中心には、仲間たちとの交流がありますが、一方でマッシュの過去についての重要な事実も明らかになります。
具体的には、マッシュがイノセント・ゼロの子供であるという事実が仲間内で話題に上がり、彼の立場が今後どう変わるかが注目されます。
また、このエピソードにはユーモアが満載で、特に「魔スイカ」という魔法のスイカが登場し、マッシュと仲間たちを驚かせます。
この魔スイカは、普通のスイカとは異なり、攻撃的で、マッシュがどう対処するかがコミカルに描かれています。
感想としては、この話はシリーズの中でも特に軽快で楽しいムードを提供してくれますが、マッシュの秘密が明らかになることで、物語に新たな緊張感が生まれることも伝えています。
視聴者にとっては、キャラクターたちが一時的にでも悩みから解放される様子を見ることができ、一方で物語の深い部分に思いを馳せるきっかけにもなるでしょう。
第74話 マッシュ・バーンデットと負けられない戦い
マッシュが直面する学業の挑戦に焦点を当てています。このエピソードでは、学期末試験に向けてのマッシュの奮闘が描かれ、彼がどれだけ勉強が苦手かが強調されます。
あらすじを詳しく見てみると、マッシュは模擬テストで極めて低い点数を取り、大きなショックを受けます。友人たちは彼をサポートしようと集まり、一緒に勉強会を開くことになります。
しかし、マッシュは勉強のプレッシャーに耐えられず、精神的にも肉体的にも限界に達してしまいます。
このエピソードの中で、特に印象的なのは、マッシュが試験に臨む様子です。彼は試験中、何度も倒れそうになりながらも、最終的には友人たちの助けを借りてなんとか乗り切ります。
この過程で、マッシュが仲間との絆を深め、自分自身の限界を超えようとする姿が描かれています。
感想としては、この話はマッシュのキャラクターに新たな深みを加えるもので、ただの力だけのキャラクターでなく、脆さや成長が感じられる人物として表現されています。
視聴者にとっては、彼の内面的な成長を見ることができる貴重な機会であり、彼が直面する挑戦に共感することができるでしょう。
第75話 マッシュ・バーンデットと口頭試問
神覚者試験の再開とマッシュが面接試験に挑むという重要な展開を描いています。この話は、マッシュの人間性と彼の周囲のキャラクターたちとの関係性に焦点を当てています。
あらすじでは、マッシュが試験官の一人である使役魔物008番と歩きながら面接を受けるシーンから始まります。
面接は、マッシュの人間としての資質や過去の行動が問われる形で進行し、彼の回答が試されます。
しかし、マッシュは試験官である魔物が、実は彼を試すために送られた存在ではなく、一種の試練を与える存在であることを知り、彼に対して同情的な態度を取ります。
その後、魔物は巨大化してマッシュに襲い掛かりますが、マッシュは彼を攻撃することを拒みます。この行動は、マッシュが力に頼るだけではない、彼の持つ深い倫理観と優しさを示しています。
感想としては、このエピソードがマッシュのキャラクターにさらに深みを加える一方で、視聴者に彼の真の強さが何であるかを問いかけています。
それは、単なる身体的な力ではなく、困難な状況に直面しても自らの信念を貫く精神的な強さであることが強調されています。
また、彼がどのようにして他者との接触を通じて成長していくかを見ることができるため、物語に対する感情的な投資も深まることでしょう。
第76話 マッシュ・バーンデットと耐え切れ砂の槍
マッシュが非常に強力な敵、オーターとの対決を迎えます。このエピソードは、緊張感あふれる戦闘シーンと、マッシュの戦略的な思考が際立つ内容となっています。
あらすじでは、オーターが砂の魔法を使いマッシュを攻撃します。この魔法は非常に高度で、砂を操り様々な形状に変えてマッシュに襲い掛かります。
最初はオーターの攻撃を避けることに成功していたマッシュですが、オーターは戦略を変え、マッシュが避けるたびに使役魔物に攻撃が向くように仕向けます。
この状況に直面し、マッシュは自身の身を犠牲にする決断を迫られます。
この話のクライマックスでは、マッシュが究極の選択をし、攻撃を受け入れることで使役魔物を守ります。これは、マッシュの自己犠牲の精神と彼の困難な決断を示す重要な瞬間です。
感想としては、このエピソードがマッシュのキャラクターの深さをさらに掘り下げている点が特に印象的です。彼の強さがただの身体能力に留まらないこと、また彼の周りの人々への深い配慮が彼の真の強さであることが強調されています。
また、砂の魔法という新しい要素が物語にスリルと緊張をもたらし、視聴者に新たな興奮を提供しています。マッシュがただの力持ちでなく、深い愛と責任感を持ったヒーローであることを確固たるものにしています。
第77話 マッシュ・バーンデッドと次の試験
マッシュが新たな挑戦として神覚者最終試験に向けた準備を進める様子が描かれます。このエピソードは、マッシュの成長と彼が直面する継続的な試練に焦点を当てています。
この話のあらすじは、前話での砂の槍の戦いからの直接的な続きとなります。オーターとの戦いを乗り越えたマッシュは、次の試験に向けて準備を始めますが、これが彼にとってこれまでで最も厳しい試験になることが明らかにされます。
具体的には、イーストン魔法学校、セント・アルズ聖魔学校、そしてヴァルキス魔学校から選ばれた代表生徒たちとの競争になります。
物語は、マッシュが試験内容を理解し、戦略を練る過程を詳細に描きます。彼は自身の弱点を克服し、友人たちと共に強化訓練を行います。
特に注目すべきは、彼が心理的なプレッシャーにどう対処するかという点で、彼の精神的な成熟が際立っています。
感想として、このエピソードはマッシュの物語性が深まり、彼の内面的な成長が描かれる重要な回です。
また、次の試験のプレッシャーが彼のキャラクターに新たな層を加え、彼がただの強いキャラクターでなく、成長し続ける人物であることが強調されます。
読者にとっては、マッシュがどのようにして自分自身を超え、新たな挑戦に立ち向かうかを見ることができるため、物語への没入感が一層深まるでしょう。
第78話 マッシュ・バーンデッドと三魔対争神覚者最終試験
ドミナ・ブローライブがセント・アルズ校に急襲をかけるシーンから始まります。神覚者の最終候補、ラーヴァ・アリシャとマーボル・エタンが彼女と対峙します。
ドミナは彼らに対して、「あなたたちは神覚者として相応しくない。この試験はもっと洗練されているべきです。あなたたちは不純物です。これは、浄化の行為です」と宣言します。
この言葉を受け、ラーヴァとマーボルは杖を手にしますが、すぐに彼らの体から血が噴出し、ラーヴァは自らの首を絞め始めます。二人は何が起こったのか理解できずに倒れ込みます。
「私の学校に何の用ですか」と問うのはキングルスです。彼はドミナに向かって「あなたの答え次第では、ここで粛清する」と戦闘態勢を取ります。
ドミナは「昨年の試験でレイン・エイムズと対決したキングルスか」と応じます。
キングルスがドミナに攻撃を仕掛け、「ガーディアンセコンズ、トリオフォート」と叫びます。そうすると、巨大な騎士たちがドミナを囲むように現れます。
さらにキングルスは「エイム、アイロンマレット」と呪文を唱え、ドミナに向けて一斉に大ハンマーを振り下ろしますが、ハンマーはドミナの直前で止まります。キングルスは焦ります。
ドミナは「人の幸福とは何だと思いますか?」と問いかけ、突然姿を消します。そして、気づいた時にはキングルスの背後に現れ、彼の胸を突き刺します。
ドミナは「人々にとっての真の幸福は、承認にあると思います。承認されなければその社会には不要、つまりあなたたちのように」と言い放ちます。
(私たちは…セント・アルズのトップ3なのに…一人に…)キングルスは倒れ込みます。
ドミナは「あなたたちの居場所はこの世にはないようですね」と告げます。
最終試験当日、イーストン大講堂でアナウンスが流れます。
「神が我々に与えた知能を魔法という形で、この世界では魔法を操る者が神に最も近い存在です。そして今、新たな神覚者が選ばれる時が来ました。三魔校対争、神覚者選定最終試験を開始します!イーストン校、ヴァルキス校が入場します」
各校が入場する中、セント・アルズ校のアナウンスが流れますが、候補者は現れません。実況の女性が気づくと、セント・アルズ校からの手紙が届いており、その内容を読むと「セント・アズル校の候補者は辞退するとのことです」と発表されます。
ざわめく生徒たちの中、ドミナは「フフ、セント・アルズの皆さんは怖気づいたようですね」と言い、フィンは心配そうに見えます。
ドミナはイーストンの生徒たちに「準備はできていますか?次はあなたたちの番です」と告げます。
一方、マッシュたちはシュークリームやアフターヌーンティーを楽しんでおり、「準備?何それ?」とマッシュが言います。
第79話 マッシュ・バーンデッドと実力主義魔法学校
魔法界の頂点に立つ三つの学校。
人間性を尊重するイーストンは、魔法だけでなく人格も重要視します。
厳格な道徳を掲げるセントアルズは、ルール違反に対して厳しい罰を下します。
一方、結果主義のヴァルキスは、魔法の技術のみを追求し、その過程は問いません。
過去100年間で神覚者を輩出した数は、
イーストンから11名、セントアルズから4名、ヴァルキスからは85名です。
この三学校間には明確なランキングが存在します。
セント・アルズの不参加が発表されると、代わりにヴァルキスがその枠を引き継ぐとアナウンスされます。これには会場内から驚きの声が上がります。
ドミナ・ブローライブは「正しい判断だ」と述べ、「適切な人選を我々が引き受ける」と宣言します。続けて、ヴァルキスの三学生が登場します。
「真の魔法の使い手である神覚者に相応しいのは、我々ヴァルキスである。人格を尊重するイーストンでもなく、規律を重んじるセント・アルズでもない」と彼らは主張します。
そしてドミナは、今大会にヴァルキスから参加する6人の候補者を発表し、場内は騒然とします。
ドットは「これはマズい。実質的には6対3の対立になる」とコメントします。フィンもマッシュの安全を心配しています。
しかしマッシュは混乱しており、「え?初め9人だったのが3人減って、また3人増えたから…全部で18人?」と計算を間違え、周囲はさらにどよめきます。
「どんなに多くても皆を倒すよ」とマッシュは強気に出ますが、ドミナからは「強気な君も勝つことはできない。なぜなら、生まれながらにして優劣が決まっているからだ」と返されます。
マッシュは「私の家族は祖父だけで、兄弟はいないんですが」と困惑します。ドットが「それはインセントゼロの関係では?」と説明します。
その時、セント・アルズのキングルスが現れ、「イーストンに伝えたいことがある」と言いながら苦しみます。彼は「我々は敗北し、家族に呪いをかけられた。枠を譲ったのも本意ではなかった。我々は学校の誇りよりも家族を優先した」と悔やみます。
その直後、ヴァルキスの生徒が彼を魔法で攻撃します。マッシュはすぐに反撃に出ますが、ドットとランスは魔法で閉じ込められてしまいます。
「1人ずつ倒して6人全員で血祭りにする」とヴァルキスの生徒が宣言し、マッシュに対して一斉攻撃を仕掛けます。攻撃が収まると、現場には人形が転がっており、アベル・ウォーカー、アビス・レイザー、そしてマーガレット・マカロンの3人が現れます。
マッシュは冷静に「また人形に話しかけてる」とアベルを見ています。
第80話 マッシュ・バーンデッドとみんなでトランプ
アベルは言います、「イーストンのために我々も力を貸そう」と。
彼は続けます、「神覚者にはなれないかもしれないけれど、学校を支援するつもりだ。公平ではないからね」。
ヴァルキスの候補生たちもこの場に介入しますが、マカロンは冷静にコメントします。
「フフッ…私たちはマッシュ・バーンデッドの一味だからね」。
マッシュはすぐさまこれを否定、「違うよ、僕たちはただの知り合いだよ」と訂正します。
ヴァルキスの候補生が、マーガレット・マカロンを邪魔だと非難し攻撃を仕掛ける場面があります。
ドミナが介入し、「待て、ガルフ」と命じます。
驚くことに、マーガレットの魔法が既に発動し、相手の体が炎に包まれています。
マカロンは語ります、「これが私たちの絆の力よ」。
マッシュは反論、「ファミリーじゃない」と言います。
そして、マカロンが自身の肩に傷があることに気付き、「あら、いつのまにか…」と驚きます。
再度、ドミナがガルフを止める場面があり、「彼と手を合わせればお前も無事では済まないだろう。おもしろくなりそうだが、まあ、僕の場合は別だ。参加を許可しよう」と余裕を見せます。
「みんなで勝手に進めないで」と放送中の女性アナウンサーがコメントします。
アビスは、ヴァルキスの2人の候補生をじっと見つめています。
放送アナウンサーは、「イーストン側の追加参加については魔法局でも確認を取ります。試合は明後日、別の場所で行われます。これにて神覚者の最終試験の開会式を終えます」とアナウンスします。
今日は試合がなかったのです!
みんなが去る中、マッシュがアベルに問いかけます、「どうして以前は敵だったあなたが、今は私たちを助けるの?」。
アベルは、「君たちには恩があるから、それだけの理由だよ」と答えます。マッシュは戸惑いながらも、「シュークリーム?」とまた変なことを口走ってしまいます。
そして、なぜか彼らはトランプをしています。(マカロンは不在)
アベルは言います、「やはり戦前には親睦を深めるためにババ抜きが最適だ…さあ、引いてみな」。
ドットがカードを引くも、不運なカードだったため、アビスが彼の喉元に剣を突きつけます。
しかたなくジョーカーを引くドットですが、再びアビスが剣を突きつける瞬間があります。
ドットはしょうがなくジョーカーを引き、しかしすぐにマッシュがそれを取り上げます。マッシュの表情がすぐにそれを物語っています。
ドットは考えます、「このやつ、小学2年生か!?」。
ランスが仲裁に入り、「マッシュ、それは良くない。ズルをしてはいけない」と諭します。
マッシュは静かにうなずきます。
アビスはコメント、「この最終試験はかなり厳しい戦いになりそうだ。あのヴァルキスの6人は特に注意が必要だ」と語ります。
第81話 マッシュ・バーンデッドと良い友達
魔法界の辺境で、イーストンの魔法不能者が神覚者候補に選ばれたという特別号が配布され、騒然となっています。「イーストンがこんなことに…」「これは大問題だ!」と周囲はざわめきます。
記事にはマッシュの写真と衝撃的な見出しが載せられていました。ダウトゲームが始まって15時間、マッシュたちは熱中してトランプをしていますが、ランスは「いつまでやってるんだ?」と呆れます。ドットは「俺たちは誇りをかけて戦っている」と反発するも、マッシュとアビスは「もう眠いから辞める」と宣言します。
その後、フィンが「マッシュ、大変だ!」と部屋に飛び込んできます。外では群衆が「マッシュ・バーンデッドを連れて来い」と叫び、「魔法が使えない者は前代未聞だ」と非難します。レモンは「魔法が使えないだけで裁かれるべきではない」と弁護しますが、群衆は怒りを収めません。
ドットが「私はマッシュの代理人だ」と立ち上がり、挑発的なメッセージを読み上げます。群衆の怒りはさらにエスカレートし、レモンに石が投げられます。マッシュは全ての攻撃を防ぎながら、「魔法が使えなくてもトップになって証明する」と宣言します。
ウォールバーグ校長が現れ、「彼の処遇は最終試験後に決定されるので、もう少し待ってほしい」と説明します。校長はマッシュを誇りに思うと述べ、マッシュは「最後の戦いを必ず勝つ」と決意を新たにします。レモンはマッシュに抱きつき、「結婚ってこと」と微笑みます。マッシュは困惑しながらも、「なんで?」と問いかけます。
第82話 マッシュ・バーンデッドと赤子の時
静かな夜、一人の男が倒れた男を抱え、その魔力が失われていく様子が描かれます。現れた神覚者レナトス・リボルとアギト・タイロンが、この謎の男を攻撃しますが、男は巧みに攻撃を避けます。レナトスは「攻撃を仕掛けてこないということは、防御と攻撃を同時には行えないのか」と推理します。
謎の男は2人の攻撃をかわし、反撃に出るものの、2人には及ばず、すぐに消えてしまいます。レナトスは「逃げた…追うぞ!」と叫びます。その男の正体は、ドミナ・ブローライブであったことが明かされます。
ドミナは生まれたときから膨大な魔力を持ち、周囲を恐怖させていましたが、同じく生まれた魔法が使えないマッシュは、大工仕事に励んでいました。ドミナはなぜマッシュが同等に扱われるのか疑問に思い、彼を排除しようとします。しかし、マッシュはドミナの攻撃を巧みに避けます。
マッシュとドミナの運命が交錯し、ドミナは自分の父親からの承認を求め続けることになります。最終試験当日、マッシュは冷静に対抗し、「ついにこの時が来ました」と宣言します。
アニメ2期の第24話:漫画9巻の一部
アニメ2期の第24話:マッシュ・バーンデッドと良い友達
無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の撤退がもたらしたのは、魔人の遺体が結合された巨大な亡者だった。魔法が全て無効化する結界に封じ込められる絶望的な状況の中で、マッシュが必死に戦う姿に、生徒たちは声を合わせて彼を励ます。彼らの声援を受けて、マッシュは更に力を振り絞る。数日後、無邪気な淵源(イノセント・ゼロ)の襲撃の報せが街中を駆け巡る中、マッシュたちはどこへ向かったのか──。
漫画の巻数 | 漫画の話数 | 漫画のタイトル |
9 | 73 | マッシュ・バーンデッドと楽しい夏 |
9 | 74 | マッシュ・バーンデッドと負けられない戦い |
9 | 81 | マッシュ・バーンデッドと良い友達 |
損せずマッシュルを見る方法
「マッシュルの漫画」は全18巻(162話)で完結しています。一方、「マッシュルのアニメ」は1期と2期があり、漫画の9巻までがアニメ化されています。
「損せずマッシュルを見る方法」について、別記事で詳しく解説しています。